【感染症情報】感染性胃腸炎が3週連続増加 - 手足口病も2週連続増、プール熱は横ばい

国立感染症研究所がまとめた11日から17日までの週(第15週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が3週連続で増えた。手足口病も2週連続で増加。RSウイルス感染症とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎も増えた。咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいだった。【新井哉】


感染性胃腸炎〕報告数は前週比約20.1%増の3.54人。都道府県別の上位3位は、富山(7.55人)、大分(6.81人)、島根(6.26人)。


〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約19%増の0.25人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2人)、新潟(0.88人)、徳島(0.7人)。


〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約30%増の0.13人。都道府県別の上位3位は、福井(2.22人)、宮崎(1.83人)、島根(0.87人)。


手足口病〕報告数は前週比約28.6%増の0.09人。都道府県別の上位3位は、福井(1.74人)、沖縄(1.56人)、広島(0.38人)。


咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.07人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(0.29人)、島根(0.26人)、長崎(0.23人)。